2013年2月26日火曜日

陸送隊その3

陸送隊の続きを投稿するのをすっかり忘れておりました。
さて、居残りを志願したのは良いのですが救急車を受け取って出発するまでの10日間は想像していたよりも辛いものでありました。何が辛いって、ただ待つしかないということほど辛いものはありません。書類を持って役所を走り回りやっと最後のサインをもらうだけというところまでたどり着いたのですが、最後の責任者のところで「今ここではサインは出来ん。」と言われてしまったのです。検討するからしばし待つように、との指示を受けてしまったということです。「まったく、どないなっとるねん!こんなことになんぼほど時間かかっとるんや、どアホ!(こりゃ失礼。)」と、怒ってみても仕方ありません。救急車は民間の施設に寄贈するため現地のネパール領事館にも打つ手無しです。観光でもするかと出かけてみるものの、気もそぞろで落ち着きません。また、「気の毒なこっちゃ」と、色々な人のお宅に食事に誘われてはご馳走をいただいき、その挙げ句ヘビーな下痢になってしまう有り様でした。ワタクシ、待つことが特に苦手というわけではありませんが、何せ、お歴々が出席する救急車の寄贈式の日まで刻一刻近付いているので焦りまくりです。そうこうしている内に覚悟を決めなければならない時期になってしまいました。「時間切れになったとしてもこのまま何もせず帰国するわけにはいかない、自腹を切ってでも居残って車を運ぼう」と、決心することになったのです。ところが、その矢先、何とネパール領事館に救急車が到着したという連絡が入ったのです。一体どういうことになっているのかサッパリ解らんわい!と思いながらも滞在していたホテルを慌ただしくチェックアウトしたのです。その時、寄贈式の3日前の午後4時を過ぎておりました・・・。(続く)引っ張ります、引っ張ります、まだまだ引っ張ります!

1 件のコメント:

  1. 大槻先生

    さて、大変なことになりましたが、その後はどうなるのでしょうか?
    これから飛行機でネパールへ向かわれたのでしょうか?或いは車で?寄贈式に間に合うのでしょうか?
    何とも訳の分からないことが起こるものですね。おまけに下痢になってしまうとは。インドではほとんどの出張者や旅行者が下痢になると言いますが。

    では次の陸送隊その4を楽しみにしています。

    西宮市のSより

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