木工にかかわらず物作りには失敗がつきものです。失敗にも色々あって、何とかなる様な失敗もあれば取り返しのつかない様な大失敗もあります、例えば、部材だけで無く作品そのものが無駄になる様な事とか。失敗の最たる物が怪我をする事ですね。私は以前お話ししましたが、極端に不器用で鈍臭いので、この二十年程のキャリアの中で数限りなく失敗をしてきました。(大した怪我をしなかったのは単に運が良かっただけです。) ですから、人は(自分は?)どう言う時に失敗をするかという事については何と無く解る様になりました。器用な人はさほどでもないでしょうが、私の様な者が心がけるべきは、どんなに納期が無くて焦っていても基本となる工程や手順を決して省かず、とにかく確認、確認、また確認と着実に進めていく、という事なのです。自分の弱点をよく知った上で自分なりの手順を見つけその手順に忠実に作業をする、そういう取り組み方こそエエ仕事をする秘訣であると言えるのです。(ヤバい!また言い切ってしまった。)
大槻先生
返信削除今日はこのブログを昨日見たにも関わらず、失敗をしてしまいました。そして一部部材の材料の木取りをすることになってしまいました。
正にこの確認不足でした。なんとなく調子よく行っていて、確認しないで丸のこ盤に当ててしまい気が付いたら半分以上切り損じていました。
丸のこ盤(昇降盤)での失敗が圧倒時に多いのですが、その原因にいくつかあるようです。
1.今日のように墨入れも見ないで丸のこ盤に当ててしまうこ と。
2.当て木が曲がっていて切りすぎること。
3.部材がストッパーに当たっていないで、切ってしまうこ と。
微調整に失敗して切りすぎてしまうこと。しかしこれは大 きな失敗にはならないようです。
以上、今後上記3点に気をつけて確認をして丸のこ盤を使用したいと思います。
西宮市のSより
西宮市のSさんいつもコメントありがとうございます。
返信削除現代の木工は機械でする部分が多くなっていますので簡単に出来てしまうと思いがちですがちょっとしたコツが要るのです。又、機械は仕事量が多いので失敗するとあっという間に取り返しのつかない様な失敗に成ってしまうのです。もちろん怪我に対してもそうです。ですから一回一回の確認がよりいっそう大切になるのです。
怪我をしない様気をつけて経験を積んでいって下さい。