2012年5月27日日曜日

怪我

木工には小さな怪我というものがつきものです。木のトゲが刺さったりする等の小さな怪我です。こういう事は日常茶飯事でこれが嫌なら木工など出来ないのです。しかし一方で、木工では鑿や切り出しの様な刃物を使いますし電動工具も使います、その上デッカイ刃物が恐ろしい勢いで回転している木工機械というものも頻繁に使いますので一つ間違うとエライ事になる仕事でもあるのです。人間はミスをする生き物です。(自分などは情けない程ミスをします、未だに。) ですので、ミスをカバーするのも腕の内、と言ったりするのですが、怪我だけは別です。絶対にミスは許され無いのです。さきほど申しました小さな怪我ならまだしも、取り返しのつかない大きな怪我は絶対にしたらアカンのです。昔の木工所や製材所では指の無い人、それも何本も無い人が、ゴロゴロおった様です。安全に対する考え方も現代では様変わりしているのですが、たまに悲惨な話を聞きます。このブログをご覧いただいている方にはプロもアマチュアもおられるでしょうが、怪我をするのにプロもアマチュアも区別はありませんので、とにかく怪我だけは気をつけてください。怪我をするのに運不運はありません。やったらアカン動作をしただけのことなのです。刃物や機械を使う時は気を引きしめて、動作を何度も確認してから焦らずゆっくりやれば良いのです。「今日中にここまでは、やってしまいたい。」なんてことはホンマはどうでもよい事です。なんぼエエもん作ったとしても大怪我したら何の意味もありません。これから木工を始めようとしている方を脅かす様で申し訳ありませんでしたが、要するに緊張感を持ってしかも落ち着いてやれば良いだけなのです。(ちょっとビビった?)  私自身も焦らず、納期を気にせず落ち着いて仕事を進めたいと思います、ん~?



2 件のコメント:

  1. 大槻先生

    確かに教室に通いだしてからも2、3度ノミで軽く切ってしまうことがありました。いづれもノミの前に手を出していたことが原因と思います。
    大槻教室ではまず保険に加入してから講習が始まります。
    最初はあれと思ったのですが、いかに安全には気を使われているかが分かります。

    私たち素人は納期がありませんので、体調が悪かったり、心配ごとがあったりした場合は作業を中止して、マイペースで作業することができますが、プロの方は大変だと思います。

    その他、とげが刺さることがありますが、大けがではないのですが、結構痛くて、抜けるまでは気が気ではありません。

    今後もけがには気をつけて行きます。

    西宮市のSより

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  2. 西宮のSさんいつもコメントありがとうございます。

    木工では良い仕事をしようとすれば正しい姿勢や動作が大切ですが、それは怪我をしない動作であったりするのです。正しい動作を覚えることはあらゆる意味で重要なのです。

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