一昨日、急ぎ仕事の為に材木屋さんに走って行った時のことです。いつもお世話になっている材木屋さんの従業員Kくんが、「この前、いつ来はりましたかねぇ。」と言うので、「先月の中頃に来たよ。」と、答えたのですが、「じゃあ、もう知ってはるのかな?」と意味深なことを言うのです。今の御時世またどこぞが倒産したとか景気の悪い話かいなと思い、「何のこと?知らんで。」と答えると、おもむろに右手をワタクシに見せて「怪我してしまいましてん。」と言うではありませんか。良く見ると右手中指の第一関節の三分の一ぐらいが欠損しているのです。材木屋さんですから顧客の求めで材木を切ったり削ったりするのですが、その時にやってしまったそうです。もう二ヶ月ほど経って肉も付いて日常には不自由はないが欠損したところが痺れたままであると言っておりました。実はワタクシも弟子のころに同じ機械で同じ右手中指を怪我してしまいまして、欠損まではいかないけれど指先が少し欠けているのです。「お互い気付けなアカンなぁ、いっぺん怪我するとなかなか治らんし、もう元には戻らないことが多いからな。」とワタクシ。いやぁー、ホントに怖いことです、十七年前の怪我した時のことを思い出してしまいましたねぇ。年末に向けバタバタに拍車がかかっている当工房ですが、今一度、安全には注意しなければならないと思わされた出来事でありました。
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