本日は接着剤のお話です。我々家具屋は木と木を接いだり組み立てたりするとき木組みすると共に接着剤を使うのですが、接着剤の種類も様々です。私の場合、作業によって使い分けているのですがその選択には悩まされる事も多いのです。木工業界で一番使われているのは木工用ボンド(酢酸ビニール樹脂エマルジョン、いわゆる白ボンド)でしょうね。水で洗えて、一液製で扱い安いときてるので重宝します。この木工用ボンドだけでも、粘度の高い速乾型、硬化剤を併用する超速乾のハニムーン型、等々まだまだたくさんあってどれだけの物が在るのか私にも分かりません。木工用ボンド以外ではゴム系速乾、エポキシ、発泡ウレタン、にかわ、といったところでしょうか。その上メーカーによって性能に違いがあったりして終いには訳が解らなくなります。私の知人にピアノの修理屋がいるのですが、その知人曰く、「にかわも使うけど、なんちゅうても木工用ボンドが最高やで!ようくっつくしな。」との事でした。で、私が何を使っているかと言うとやはり木工用ボンドとその他、二液混合型の水性ビニールウレタンの二種類がほとんどですかな。特に強度が必要なところは水性ビニールウレタン、それ以外は木工用ボンド、って感じですかね。しかし一旦、強力な物を使ってしまうといつもそれを使っている様な気がするなぁ・・・・、作り手のサガですかね。(あーあ、もったいない、もったいない。)
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