本日は材料の話を少々。当工房では主にナラ、タモを材料として使うことが多いのですが、最近では良材が激減しており困っているのです。そこでオークやアッシュなど北米材を使うことが増えました。(あれ?以前にもこの話はしたような気がするな。) ウォールナットなどの高級材は以前よく使っていたのですがそれ以外の北米材は使うことはあまりありませんでした。と、申しますのもコンテナでレッドオークを直接アメリカから輸入した事があったのですが、思いっ切り割れまくりまして半分ほど使えなかったという苦い経験をしたのです。そのため北米材、特にオークにはトラウマがあったという訳なのです。しかし今現在そんなこと言っておれません。使わんとしゃ~無いのです。ちょっと前までのナラ、タモと較べるとオークやアッシュなどは大味で品格が落ちるのですが、消費し尽くした罰が当たったという事です。常々、我々家具屋は罪深い職業や、と言っておりますがホンマそうです。しかし、どんな材料であっても良い品物に仕上げるのが我々プロの腕の見せ所であるのです。(そうせんと、飯の食い上げなのです・・・。)
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