2012年7月5日木曜日

材料の話(その2)

昨日に続き材料のお話です。家具材の標準材であるナラ、タモ等の良材が無くなって来ているのは昨日お話しましたが、高級材であっても同じことが言えるのです。北米材のウォールナットやチェリー等はまだ潤沢にある様ですが、それよりもはるかに高級材であるチーク、マホガニー等は貴少な木材になっています。チークなどはミャンマーに天然林が多数あるのでミャンマーの貴重な外貨獲得源になっています。それほど高値で取り引きされているのです。ところが、ナンとその高級材であるチーク、マホガニーを当工房では在庫しているのです!(オーッ、スゴイぞぉー!)  と、言っても大した量では無いのですが。
それほどの高級材をナンでうちみたいなところが保有出来ているのか、皆さん不思議でしょう?  実はこれ、私が弟子をしていた木工所が持っていたものなのですが、その木工所が廃業することになって当工房が引き取ったということなのです。(格安で)  高級材であるということはもちろんですが、親方の気持ちの詰まった材料なので私とって超貴重品です。どんなモノに仕上げるか思案のしどころです。何作ろうかなぁ?(出来たモノが超高級品なのは言うまでも無い?)



3 件のコメント:

  1. 大槻先生

    すごいですね、チークとマホガニーを在庫されているんですね。

    私は四ツ橋線の”デザインギャラリーCitaCita"で、チークの家具と原木を見せていただきましたが、その当時はそのように貴重な木材とは知りませんでした。

    マホガニーは確か南洋材で、硬くて艶のある高級家具に使われる木材ですね。

    写真を拝見しても素晴らしい材だということが良く分かります。よだれが出るような材料と言うのでしょうか?
    私らには立派すぎて想像もつきません。

    良い作品を作られることを楽しみにしています。

    西宮市のSより

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  2. 西宮のSさんいつもコメントありがとうございます。

    チークもモノによって値段も様々です。天然林だけでは無く、植林されたものも多くそういう木はチークと言っても安価な様です。当工房所有のチークはタイ産のホンマモンチークです。(ちょっと自慢)
    マホガニーもアフリカや東南アジア等様々ところで取れますが、当工房所有のマホガニーはマホガニー中のマホガニー、ホンジュラスマホガニーでアリマス。まともに買うとドエライことになるめっちゃ上等な木です。(だいぶ自慢!)

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    1. 大槻先生

      次回、教室でもし機会があればぜひ拝ませてください。

      西宮市のSより

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