2012年2月5日日曜日

道具

どの製造業の現場でもそうであるように私ら家具屋にとって道具は大切な物です。鉋や鑿は手の延長といってもよい物です。私などは、「どこそこの刃物でないと使えない」、とか言うこだわりはさしてありませんが刃物が切れないと仕事にならないのは事実です。ですから道具の手入れや仕立てが大事になります。忙しいと、つい切れない状態で道具を使っていたりします。「切れないなぁ、刃、研がなあかんなぁ」とか言いながら、何とか仕事を進めるのですが、これが結構ストレスの溜まるものでして仕事をしていても楽しくありません。やっぱり刃物は切れてなんぼです。逆に刃の切れているときなどは気分も乗って来ます。また、道具は刃物だけではありません。様々な道具を総動員して初めて物作りが成り立つのです。改めて思いますが、道具好きの元少年にとって(元少女もか?)家具作りはたまらなく楽しい仕事であるかも知れませんねぇー。ホント、仕事が楽しいなんて有り難いことじゃあーりませんか。(古いか・・・。)

2 件のコメント:

  1. 確かに刃物が切れると気分爽快です。
    先日も新品の四方反り鉋を使って、椅子の座板のザグリをやりました。カリカリと前後左右に動かして削りましたがしんどいけど楽しかったです。

    しかし素人には常に刃物を切れるように研いでおくのは至難の技です。刃物を研ぐのはある程度はできますが、手元が安定しないので刃先が丸くなってしまいます。またそれに合わせて
    砥石も丸くくぼんでしまいます。今度はダイヤモンド砥石で
    研ぐとまっすぐに戻すことができると聞きましたので早速購入しました。まだ試していません。

    この前、ネットで購入した古い鉋を研ぐのが楽しみです。

    兵庫のH.S

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    1. H.Sさんいつもお世話になっております。
      年季の入っ道具をビンビンに研いで綺麗に切れたら一日幸福ですよ。頑張ってやってみて下さい。

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