2012年2月28日火曜日

エイジング

今日はお客様宅へお邪魔しておりました。長いお付き合いを頂いているこのお客様がご自宅を新築されたのです。ご自身が一級建築士さんということもあってでしょう、自然素材に囲まれた風の良く通る気持ちの良いお宅でした。(オッチャンにはちょっと寒かったのですけど、薪ストーブに火が入っていないだけでした。)
思えば、十数年前、ご結婚のおりに食器棚を作らせて頂いて以来、お子様の小学校入学時の学習机の製作と、節目節目に関わらせて頂いて来たのです。何だか感慨深いものがあります。そこでの、十数年前に納めた食器棚の何とも良い風合いでの納まりには感激しました。まさに飴色ってやつです。大事にしていただいているのだと思うと家具屋冥利につきるというものです。こうやって大事に使いながら時間をかけて良い風合いに仕上げることを、ある有名な家具作家さんはエイジングと呼んでおられますが上手いこと言うなぁと思いますねぇ。もはやこの食器棚はお客様の作品と言っても言い過ぎではないですよ、ホンマに。物作り屋にとってこんな励みになる事はありません!(ここはきっぱりと言い切る。)よし!大残業でも何でもかかってこんかい!(時々ミョーに威勢が良い。)




2 件のコメント:

  1. 大槻先生

    良いお客様ですね。
    十数年前、ご結婚のおりに食器棚を作らせて頂いてとのこと。
    昨日完成したようにピカピカで、色は飴色で本当に大事にされていたんですね。

    西宮市のSより

    返信削除
  2. 西宮のSさん、いつもコメントを有り難うございます。
    自分の作った物をこんなにも大事にしていただけるなんて本当に感激です。

    返信削除