本日は、アートクラフトフェスティバルiNたんば前日です。で、午後から前日搬入に行ってまいりました。前日搬入は13時よりということで、余裕しゃくしゃくで会場へ行ってみてビックリです。搬入の車はいっぱい並んでいるわ、なぜか既にテントは立っているわ、いい場所はどこも開いておりません。これはもうヒェーです。このイベントは八年前に出て以来久しぶりなので、「こんなことになっとるわ!」、と驚いておる次第です。まっ、ノンビリさせてもらおうか、と開き直ってはおりますがね。出展品については、新作の火鉢も無理矢理間に合わせましたしナンとかカッコもついたんではないでしょうか。(それにしても、いつもながら品物の数はボチボチですな。) 後、心配なのは天候です。雨が降らなければ良いのですが、日曜日は降るやろうなぁー。
さて、さて、ご用とお急ぎのない皆さん、風が吹こうが、雨が降ろうが、はたまた槍が降ろうが、是非お越し下さい!ご用とお急ぎのある方も是非お越し下さい!面白いこと請け合いです!(ちょっと言い過ぎかな?)
2012年9月28日金曜日
アートクラフトフェスティバルiNたんば2012前日
2012年9月25日火曜日
木工教室も、はや三年半(その二)
さて、木工教室をすることで減ってしまった自分の作る時間ですが、正直打つ手ナシです。夜遅くまで仕事をして、休みの日も返上しておりますが、時間が足りない状況です。とっても有り難いことなんですけど、いつまで続くかなぁ? まぁ、そのうち納まるところに納まるでしょう。(どない納まるっチュウネン!)
木工教室を始めてみると当初思いもしなかった様なことを考えさせられました。以前にもこの場でお話しましたが、自分の技術が我流になりかけていた事、新しいアイテムやスタイルにチャレンジしなくなっていた事、などに気付かされたのです。なんべんも言いますが「教えることは教わること」です。生徒さんが一生懸命モノ作りに励まれている姿を見ていて、木工って楽しかったんや、と初心に戻ることも出来た様な気もします。生徒さんの作品を見るのも楽しみです。作るモノのレベルがどんどん上がっていく様子を見るのも嬉しいもんです。こんな風に根性曲がりのワタクシが思うなんて自分でも驚きです。色々な意味で木工教室を始めたことはワタクシの木工人生において一つの節目だったのかも知れません。今後も、作品作りと木工教室とのバランスには悩み続けるのでしょうが、作るモノが変わっていくことだけは確かなことの様に思います、たぶん・・・。(たぶんて?)
2012年9月24日月曜日
木工教室も、はや三年半(その一)
ワタクシ木工教室を始めて三年半になりますが、そのことについて少々。ずいぶんと前から、木工教室をやって欲しいというお話はありましたが、ずっと断り続けておりました。ワタクシは本来モノ作り屋でありますので、木工教室は守備範囲外であると考えていたからです。人にモノを教えるなんて面倒臭さいし、そもそも自信がありませんでした。ところがある時、我々の業界も時代とともに、あるべき姿、求められている姿が変わってきた様な気がしたのです。今でも、良い家具を求められる方もたくさんおられますし、当工房にしてもおかげさまでメチャメチャ忙しいのですが、確実に時代が変わったという実感があったのです。買って所有することで満足するのでは無く、自分で手を動かして何かを作りたいという欲求をお持ちの方が実に多くおられるということに遅まきながら気がついたのです。ワタクシの持っている技術やノウハウをモノではない提供の仕方もあるんやなぁ、と、その時はたと思ったという訳です。そう思っていた矢先、木工教室をやって欲しいというお話をいただき具体的に考える様になっていって今日に至る、ということなのです。しかし木工教室を始めるにあたっては、少なからず悩みがありました。当たり前の話ですが、自分の作る時間が減るということです。そして今日に至るまでその悩みの解決法は見つかっていないのです。(続く)
2012年9月22日土曜日
あと一週間
アートクラフトフェスティバルiNたんばまで一週間となりました。あっ!ちゅうまに後一週間です。エライこっちゃ、何にも準備をしておりません。とにかく忙しくてする間が無かったのです。(そうです、いつもの言い訳です。) 「 困ったなぁー、どないしょう」、などと今ごろ慌てているのですから小学生の頃に、夏休みの宿題でジタバタしていたのとナンも変わりません。この秋の新作火鉢を持って行こうと思っていたのですが、間に合わないかもなぁー。図らずも、この一週間自分との戦いになってしまったのであります!(ナンチュウこっちゃ!)
2012年9月21日金曜日
友人の工房訪問
昨日は、同業である友人の工房に所用の為、行っておりました。その友人とは「家具工房みんぐ」の岡真市さんです。もう十年ぐらいの付き合いになりますかね。ワタクシなどは性格が思いっ切り曲がっているために、友人と言える人が数える程しかおりませんが、その数少ない友人の一人であるのです。作風は、親しみやすくて、優しくて、あったかい感じ、といえば良いでしょうか。お人柄そのものが、作るモノに良く顕れています。昨日は当工房の三倍ほどの広さの工房でお忙しそうにされていました。いつもそうですが、滅多に会わないので会えばついつい話し込んでしまって、長い時間迷惑かけてしまうのです。同業の友人はライバルでもありますが、ワタクシにとって、有り難い話し相手であるのです。岡さん、いっつも、いっつも長居してスンマセン・・・。
2012年9月18日火曜日
虫喰い穴
本日は、テーブルの天板のお話です。お客様持ち込みの一枚板でのテーブル製作ですが、その板には虫が喰った大穴がいくつも開いているのです。これは、「天然のものなのだから、開いたままにしておけ。」ってな訳にはいかない程の大穴なので、埋めなければなりません。さて、何で埋めるかです。あまりにデカクて、数が多いので通常の手段では無理なのです。数種類の素材(木ではない。)で、二、三回に分けて埋めていくのです。その素材とは何か?それは、ヒ、ミ、ツ、です。(気持ち悪い?) 木を生かすも殺すも、こういった一手間が必要となるのです。
2012年9月17日月曜日
生徒さんの作品紹介
本日は、生徒さんの作品紹介です。檜の丸テーブルです。シンプルですっきりしていてカッコイイです!材料の使い方やデザインの上品さ、加工の精度、いずれもすばらしい作品です。しかもほぼ手加工なのですから、大したモンです。当工房の木工教室に来られる様になって一年ちょっとの生徒さんの作品ですが、こんなモノを作ることが出来るように成ったんですねぇ、ナンかもう感激です。楽しんで木工をしていただいて、その上このような作品を作ってしまうようになられたのです。嬉しいなぁ、木工教室やっていてホンマ良かった!
2012年9月16日日曜日
初イベント
本日は、イベント日でした。神戸の超有名雑貨店アインショップの年に一度のアウトレットセールに初めて一日だけちょこっと出店させていただいたのです。朝から暑い中、たくさんのお客様が来られて賑やかなイベントでした。さすが超有名雑貨店だけあって一社だけでこの大きなイベントを運営されているのは驚きであります。しかも、このお客様の数たるや、たいしたモンです。
さて、アウトレットというからには、当工房としても初めてアウトレット的な品物を少しだけ持って行ったのですが、持って行った物の半分ほどが売れてしまったという、これ又驚きの結果だったのです。在庫処分の激安価格だったとしてもこれは以外でしたね。このイベントが定着していてたくさんのファンが楽しみにしている明かしでしょうか。自分の作ったものを、例え長期在庫等の処分価格であったとしても安売りするのはあんまりエエことないなぁ、とビミョーな気分ですが大事にしてもらえることを願いながら嫁にやったということになりますか。ワタクシは作家というよりはメーカーという気分ですので、「こういうことも、まぁエエがな。」と嬉しさ七割、寂しさ三割の少し複雑なところです。しかし、自分の立ち居地を改めて考えさせられた一日であった、ということは確かなことの様です。(アインショップ様ありがとうございました! ナンや、カンや言うても前向きには捉えております、ホンマに、ホンマ!)
2012年9月13日木曜日
薬箪笥
本日は、古い家具の修理です。ある旧家の蔵の中にあった百年ほど前の薬箪笥ですが、お屋敷全体の大規模改修のため蔵から出てきたものだそうです。古いものですから木が虫に喰われていたり、腐っていたりしています。ですから当工房に来た時は、本体部分がばらばらになりかけていました。部分的に部材を取り替えて大改造しなければならないところですが、出来るだけ現状のまま後世に残したいというお客様のご希望で最小限の修理にとどめたということなのです。写真はおおむね組み上がり、引き出しの手直しと仕上げ掃除を残すところの薬箪笥です。材料は杉のようですが昔の実用品は杉で作られることが多かったという実例ですね。杉は日本人には昔からなじみ深い木材ですが、最近は花粉症だの何だのと評判は良くありません。人間の都合で重宝されたり嫌われたりと気の毒なことです。
2012年9月12日水曜日
作品紹介
本日は作品の紹介です。
シェーカースタイルのサイドテーブルです。シンプルで上品なカタチであるのでワタクシの大のお気に入りです。こういうサイドテーブルは色々な使い方が出来て重宝するのではないでしょうか。この写真はお客様の別荘に納めさせていただいたものです。鏡とあわせてゲストルームのドレッサーとしてお使いです。
ワタクシ自身、自分用にも一つ欲しいと思っている品物です。(もちろん別荘に置くわけではアリマセン。)
2012年9月11日火曜日
留め
例えば額縁の様に45度の角度の木と木をつないで90度に接合している状態を「留め」と言います。ナンでこんなことをするのかと言うと、木の切断面である木口を木製品においては、表にして見せない方が良い、ということが大きな理由の一つです。後、見た目がカッコイイということですか。(これが一番重要かも。) この「留め」、同じ幅のものをつなぐから45度づつで90度つまり直角になるのですが、違う幅のものをつなぐ時は一体どないなるねん、ですよね。当然、45度づつではきっちりとつながりません。それぞれを角度を変えてつながなければならないのです。これを「流れ留め」と言うそうですが、いかにも面倒臭さそうでしょ。ところがそれがそうでも無いのです。かえって普通の「留め」の方が厄介かも。囲炉裏テーブルの炉縁などは、板の幅が広い為、丸のこ盤で切った後、微調整をしなければならないのですが、4ヶ所、8個の45度をバシッと同じに揃えるのはなかなか難しい事です。その点、むしろ「流れ留め」の方がは角度を合わせ安いような気がします。一見、ごく普通の何でも無い事ほど、難しいものなのかも知れません。
2012年9月10日月曜日
秋に突入?
今日は一日うっとうしい天気でした。曇りであったのが、雷と雨になったりと一日中天候が落ち着きません。変わり安いものの例えとして「〇心と秋の空」っていう言い方をしますが、いよいよ秋に突入といったところでしょうか。まぁ、まだまだ暑いのですが、暑さの感じが変わってきたことは確かな様です。
さて、秋と言えば芸術、そして食欲ですね。そこで当工房からのご案内です。先ず芸術ですが、(あー、芸術では無いなぁ) 今月末の29、30の土曜日曜はアートクラフトフェスティバルiNたんばに出展いたします。そして今週末の15、16の土曜日曜は神戸市立農業公園で、神戸の超有名雑貨店EINSHOP(アインショップ)の年に一度のアウトレットセールがあります。私は16日の一日だけですが出展いたします。(出展というほどの大層なことではありませんが。) 在庫の小椅子や板の切れっ端しなどをちょこっと持っていく予定です。(アウトレットなので悪しからず。) 詳しくはアインショップで検索してみて下さい。(相変わらずリンクの張り方が、解らないので。) どちらのイベントも盛り沢山で楽しいこと請け合いですので是非お越し下さい。次に食欲についてですが、ただやたらに腹が減るというだけの事で特にご案内はありません。(笑い) やっぱり秋はエエーなぁ!(あれ?夏男や言うとったのは誰やったっけ?)
2012年9月9日日曜日
珍客
本日は、木工教室日曜日コースです。その教室の休暇時間に珍客がやって来たのです。そして彼(彼女?)は人間ではありません、ヘビです。(ギャー!) ワタクシ何が苦手かと言うとヘビが、もっとも苦手なのです。(あっ、一番苦手なのは請求書やった。) ワタクシの最大の天敵ヘビ様が、何を思ったのか当工房に入ろうとしたのですが、慌てて追っ払ったところヘビ様は床の隙間へ逃げてしまったということなのです。嫌やなぁー、又どっかから現れるのではないやろか。当工房は神戸市と言っても田園地帯ですのでヘビぐらいナンボでもいるでしょうが、恐ろしいものは恐ろしいのです。あぁ~、めちゃめちゃブルーや。
以上、エエ歳したオッサンの泣き言でした。
2012年9月7日金曜日
シーズン間近
本日から秋以降のシーズンの為に新作の製作に着手いたしました。といっても、いくつかの仕事をこなしながらですので出来上がりは、例によって例の如くいつになるかわかりません。(シーズンが、終わってしまったりして。) さて、何を作っているのかはヒミツです。出来上がり次第、紹介させていただきたいと思いますが、それまでは極秘に事を進めなければなりません。(そんな大層なことでも無いけどね。) ということで、新作に乞うご期待であります。
2012年9月6日木曜日
神様
本日は仕事以外のお話を一つ。このブログは業務日誌ということになっておりますので仕事(木工)以外は書かないでおこうと考えていましたが、たまには箸休めということでご容赦を。(実はネタが尽きた?)
当工房、仕事中FMラジオやCDを聞いていたりするので、たまにCDを買うのですが、本日は少し前から「ゼッタイに買うゾ!」と考えていたものを買ったのでした。そのCDは、ワタクシが高校生からの大ファン(この言い方でも物足りない!)であるブルース・スプリングスティーンの四年ぶりのニューアルバム、レッキングボールです。高校生からですので三十年来のファンということになりますねぇー、って気がついたら、ワタクシは四十八、ワタクシにとっての神様ブルース・スプリングスティーン様も御歳六十三のロックンローラーとなっているのですからブッタマゲです。確かに、さすがのボスも(ファンは彼のことをボスと呼ぶ。)ちょっと歳いったかなぁという感じになっておりますが、最近のライブ映像などで見ると若い頃と同じようなパフォーマンスで、モー、ナンとも言い難い感動をもらったのでした。それで本日はそのCDを聴きながらの仕事でありまして、暫し暑さも忘れたのでした・・いや、いや、やっぱり暑かったな。いずれにしてもしばらくは、テンション高く仕事ができそうです。(ボスが頑張っているんやから、ワタクシが頑張らんでどうすんのや!っていうことです。)
2012年9月5日水曜日
DIY女子部
最近、DIY女子というのがちょっとしたブームだそうです。木工女子とも言うらしいです。自分で気に入ったデザイン(カワイイがキーワードらしい。)の家具を作っているということです。確かに自分の気に入ったカタチのものを自分で作って、自分の家で使うということは実に楽しいことであります。当工房に来られている生徒さんも同じお考えでしょう。(ちなみに、当工房の木工教室にも木工女子はおられます。) 最近のホームセンターでは電動工具や大工道具が充実しているので木工が身近になったというのもあるのかな? 今のブームはホームセンターで売ってるリーズナブルな材料を電動工具でバババーンと短時間で作るということの様ですが、そうやって楽しむのはそれはそれで良いことだと思います。(決して馬鹿にしているのではアリマセン、マジで!) 当工房の木工教室は現在本格的な木工を楽しんでもらう場となっておりますが、簡単木工を許否しているわけではないのです。それでも何故か本格的な木工を望まれる方ばかりになっているなぁ。ここは一つ、当工房木工教室もDIY女子部を募集しようかな?(ワタクシ、カワイイものを作ったことが無いのでチト不安ではアリマスが・・・・。)
2012年9月3日月曜日
作品紹介
本日は作品の紹介です。先日来製作しておりました檜のラウンジチェアーです。軟らかい針葉樹での製作ですので部材全体を大きく取りました。やっぱり少しゴツい感じになったかな。デザインは相変わらずのシンプルさでナンてことも無いアッサリ味というところですな。色々と制約がある中での品物ですがそれなりに収まっているのでは、と自分では思っています。久しぶりに県産木材の針葉樹で椅子を作ったのですが、色々な意味で難しいものがありますねぇ。県産木材の杉、檜で家具を、という取り組みには、なかなか妙案が無い様です。こればかりに取り組んでいられない私ですが、これがライフワークと言える様に淡々と続けなければならないかも知れません。(ナンか言い訳っぽいのはお許しあれ。)
2012年9月2日日曜日
チャレンジャーに学ぶ
本日は木工教室日曜日コースです。大分涼しくなってきたので、生徒さんも楽に木工に励むことが出来たのではないでしょうか。一雨ごとに秋になって行くような感じですね。私自身と言えば、ホッとしているのですが、それと同時にこの夏の疲れが出たりしない様に体調管理に気をつけなければいけないな、と思っているところです。この夏は例年以上に忙しかったのですが、秋からはイベントもありますし、更にメッチャ忙しくなりそうです。夏バテしている暇は無いっていうことになりますな。んー、有り難いことです、ホンマ。
さて、本日の生徒さんは、ダイニングテーブルの製作中です。2メートルの長さの大きいものです。テーパーの付いた四本脚を二方に転ばしているモダンなデザインです。(しまった!又写真撮るの忘れた) こちらの生徒さんの様に、ウチの生徒さんは何故かチャレンジャーが多いですなぁ。初心者にはちと難しいことに挑戦する姿勢はこちらも刺激を受けます。ナンベンも言いますが、教えることは教わることであります。