例えば額縁の様に45度の角度の木と木をつないで90度に接合している状態を「留め」と言います。ナンでこんなことをするのかと言うと、木の切断面である木口を木製品においては、表にして見せない方が良い、ということが大きな理由の一つです。後、見た目がカッコイイということですか。(これが一番重要かも。) この「留め」、同じ幅のものをつなぐから45度づつで90度つまり直角になるのですが、違う幅のものをつなぐ時は一体どないなるねん、ですよね。当然、45度づつではきっちりとつながりません。それぞれを角度を変えてつながなければならないのです。これを「流れ留め」と言うそうですが、いかにも面倒臭さそうでしょ。ところがそれがそうでも無いのです。かえって普通の「留め」の方が厄介かも。囲炉裏テーブルの炉縁などは、板の幅が広い為、丸のこ盤で切った後、微調整をしなければならないのですが、4ヶ所、8個の45度をバシッと同じに揃えるのはなかなか難しい事です。その点、むしろ「流れ留め」の方がは角度を合わせ安いような気がします。一見、ごく普通の何でも無い事ほど、難しいものなのかも知れません。
大槻先生
返信削除写真の囲炉裏テーブル素晴らしいですね。
それにしても幅が広い板を、丸のこ盤で切った後、微調整をして、4ヶ所、8個の45度をバシッと同じに揃えるのは大変なことと思います。どのような微調整をされるのか興味があります。
最初「流れ留め」がよく理解できなかったのですが、やっと分かりました。幅の異なる板を90度に継ぎ合わせることですね。「流れ留め」の方がは角度を合わせ安いとのこと。不思議な気がします。
明日は教室です。しばらく木工から離れていたので、気分を木工モードへ戻して、四方転びの椅子づくりの挑戦です。
西宮市のSより
西宮のSさんいつもコメントありがとうございます。
返信削除自分でも、もう一つ解らないのですが、「流れ留め」の方が、自分はさほど時間を掛けず合わせることが出来るのです。不思議やぁー!