2012年10月30日火曜日

椅子の修理

当工房では時々、椅子の修理も承っています。この度は会議用の椅子の背と座の張替えと食卓の椅子の脚の修理仕事です。この椅子の修理ですが、何故か折れてしまった前脚をつなげて元に戻すという内容です。椅子は様々な力がかかるので修理もちょっと難儀です。どうやって直したかは企業秘密ですのでここでは申しませんが、今回は思ったよりも簡単でした。さすがベテランの成せる技です。(毎回自慢で大変申し訳ありません。)  修理しながら使い続けるということは、とっても良いことです。本音を言えば、当工房としては新しく作らせていただきたいのですけど、どんな場合でもお役に立てればうれしいというのも、これまた本当のところなのです。



2012年10月28日日曜日

生徒さん作品紹介

本日は生徒さんの作品紹介です。
三田市からお越しのMさん製作のダイニングチェアーです。シンプルデザインの上品な仕上がりです。座面はペーパーコード編みです。毎日、お仕事から帰られてから少しずつ編み上げられたそうです。正にこつこつ、根気よくです。ホンマ、エエモノに仕上がりました、Mさんお疲れ様でした!後三脚頑張りましょう!



2012年10月27日土曜日

作品紹介

またまた作品の紹介です。
これまた、直径1メートル20センチの丸テーブルです。某薬局さんの高齢者向け健康相談用のテーブルです。地域密着の薬局さんですので、日に何人もお年寄りが来られて何かと健康の相談をされていくそうです。そこでユックリとお話しをするためのテーブルを、ということで製作させていただきました。相変わらずのシンプルデザインのテーブルですが、これはワタクシの好みですので悪しからず、でアリマス。(もちろん、お客様にも気に入っていただいているはずです、・・・って、絶対気に入っていただいております!たぶん。) 
実はこの丸テーブルというものは一見、狭いスペースでも使い勝手が良い様に思われがちですが、食卓として使うにはスペース効率が良いとは言えないのです。四人で食事をしようとすると最低直径が1メートル10センチ以上必要となりますので、現在の一般的な住宅では少々オーバーサイズになるのではないでしょうか。むしろ、こちらの薬局さんのようにある程度スペースがあって、人の集まる場所でこそお役に立てるものなのかも知れませんね。


2012年10月25日木曜日

再生丸テーブル

昨日納品させていただいた丸テーブルの紹介です。お客様が持っておられたテーブルの脚に当工房で丸い天板を付けさせていただきました。お客様の思い出の品物であったそうですが、ガラスのテーブルトップが割れてしまった為に長年使われなかったとのことでした。この度のリフォームの機会に再生したという訳です。新しく木の天板を乗せただけですが、エエモンになりましたねぇ。古いモノを部分的に作り替えて再生するということはエコですし、何より、モノ自体に独特の良い雰囲気があります。思い出の品物を再び大事に使っていただくということのお手伝いが出来たのですから、有り難いことです。


2012年10月24日水曜日

十年ぶり

本日は納品に行ってまいりました。いつもご贔屓いただいているお客様のお家への納品です。この度の納品は、十年前に納めたダイニングテーブルとの再会でもありました。二メートルを超える大きなテーブルなのですが、ほとんど天板の狂いも無くエエ味のテーブルになっておりました。十年ぶりの自分の作ったモノとの再会ですので正直ドキドキでしたが、我ながらエエ仕事をしていると言ったところでしょうか。(また自慢してモタ。) こちらの方のように、長くお付き合いさせていただいているお客様は有り難いお客様です。こういうお客様がいて下さるのでジジイになっても頑張らなアカンと思うのです。ホンマ有り難いことです。



2012年10月21日日曜日

生徒さん作品紹介

本日は木工教室日曜日コースです。
加東市からお越しのKさん、力作のベンチチェストがめでたく完成です。大変複雑な構造のベンチチェストでありましたがコツコツとした粘り強い作業をされた結果、ほぼノントラブルでの完成です。こんな複雑な構造のモノを素人さんが(失礼!)、つじつまの合うように作り上げてしまうのですからちょっとビックリです。いつもながら、「為せば成る」、を感じます。少々時間がかかりましたが、良いモノになりました。Kさんお疲れ様でした!



2012年10月19日金曜日

作品紹介

本日は作品の紹介です。ネタ不足なのでまたまた作品紹介です、悪しからず。
サクラの学習机です。お客様持ち込みのサクラ材で製作させていただきました。ご主人の職場の増築工事で伐採された木ですが、捨てられるのがもったいないということで貰い受けられたそうです。製材してから五年ほど大切に保管されていた材木での学習机の製作でありました。上のお子様の小学校入学に合わせての製作ですが、下のお子様用にも同じものを作ろうということでの二台製作なのです。今までにこれも含め色々なケースの仕事をさせていただきましたが、我々の仕事はお客様の様々な思いをカタチにすること、であるといつも思うのでアリマス。


2012年10月18日木曜日

雨の中の仕入れ

本日は雨の中、材料の仕入れに行っておりました。ナンでこんな雨の日に慌てて行ったかと言うと、例によって例の如くですが急ぎ仕事があるのです。(我々の業界では急ぎ仕事のことを、セキモノ、あるいはセキモンと言う。) 雨の日の仕入れはトラックで行くと濡れるので箱バンで行くことにしたのですが、二メートル五十センチの長さまでしか載らないのでちょっと不便です。結局仕入れた材料は三メートルオーバーでしたのでその場で頃合いに切ることにしましたが、かえって木取りの手間が少し省けたかも知れませんね。本日行った材木屋さんには定寸に切る立派な機械等がありますので実にアッサリと切ってしまいました。写真を撮るのを忘れておりましたのでこの場でお見せできないのが残念です。
さて、工房に戻ってすぐに材料を下ろし製作開始です。小さなテーブルですので、先ずは板ハギです。木取り、カンナによる削り合わせ(中スキあり)、サネ付け、と絶好調でハギ合わせ完了です。さすが、ベテランの技です。(恥ずかしげも無く自分で言っとる。) ウ~ン、今日は酒が美味いぞー!


2012年10月16日火曜日

軸付きサンディングドラムセット

本日はサンダーのお話しです。例えば椅子の脚と幕板とをつないだとき、外側のRをサンディングするのは簡単ですが、内側のRつまり隅丸をサンディングするのはちと面倒なことなのです。その時便利なのがスピンドルサンダーというものであります。様々な径の筒状のサンディングペーパーがテーブル上に突き出ていて回転するだけの機械ですが(相変わらず説明が悪くて申し訳ありません。)、円の内側や隅丸状のものをサンディングするときに大変便利なものなのです。大変便利なものですが当工房には残念ながらありません。(ナンや、無いんかいな、って?) ベルトサンダーはありますがこれでは小さなRには対応できないので他の方法でやるしかありません。で、どうするか、そこで軸付きサンディングドラムの登場です。この軸付きサンディングドラムは軸が付いた数種類の径のラバードラムに筒状のサンディングペーパーをはめ込み、ボール盤にドリルの様に取り付けるだけでスピンドルサンダーの様な仕事をするものなのです。これはスグレモノです。ナンと言っても安い!スピンドルサンダーは安いものでン万円から、高いものなどはン十万円と結構エエ値段がするのですが、このサンディングドラムセットはン千円ですから当工房の様な零細企業にはうってつけです。重切削はできませんがちょっとしたサンディングには十分ですので、買ってみて以外にスグレモノだった道具の一つとなりました。我々のような製造業は必要だからと言って、高いものを揃えるのでは無く、安いもので工夫することも必要なのです。(ワタクシ、高いモノを売っている業者なので言ってることが矛盾しておりますがお許しあれ。)



2012年10月15日月曜日

淡々とした毎日?

今日は良い天気でありました。暑くも無く、寒くも無く、穏やかな一日でしたね。ホント秋晴れの良い日です。気分良く仕事を進めることができたのですが、ナンだか仕事をしているのがもったいない様な日でもありましたな。一年中こういう気候だったらいいのになぁ。今年は夏がキツかったので余計にそう思います。夏男のつもりでしたが、今年で夏男は引退して秋男になろうかな。(人生終りに近づいている様に聞こえてヨロシク無いな。)
さて、今年のイベントはとりあえず全て終りまして、あとは淡々と溜まっている仕事をこなすのみです。静かに淡々と木工作業に専念できるのは有り難いことですが、ホンマにそれで行けるんやろか? またまた何かが起こり、すったもんだの大騒ぎで年末を迎えるようなことにナレヘンやろか?  ワタクシ、 ミョーに淡々とした毎日を送ると、後で大変な目に会うように思ってしまう疑ぐり深いオッチャンであるのです。



2012年10月13日土曜日

作品紹介

本日は作品の紹介です。
アートクラフトフェスティバルiNたんばに展示するために全ての仕事をすっ飛ばして無理矢理まに合わせた長火鉢です。(いまだにその影響は大であります。) 
それはさておき、この火鉢は国産のクルミ材を使ったちょっとモダンなカタチとなっております。(自分ではそう思っているのです、悪しからず。) 又、炭遊びするにはちょうど良い大きさで、なおかつ引き出しが二杯ついているというスグレモノです。(こうなったら言うたもん勝ちです。) お値段は、13万6,500円(税込み)です。ご興味をもたれた方は是非ご連絡下さい。(これは営業でアリマス、ハイ。)



2012年10月12日金曜日

組み立て作業

本日は木工教室金曜日コースです。午前中は奇しくもお二方ともにテーブルの製作です。そのうちお一人は2メートル近くあるダイニングテーブルを製作しておられます。今日はそのテーブルの脚部分の組み立てです。二液性の強力接着剤での組み立てですが硬化時間が短いので、二人がかりでそらもう大騒ぎです。そしてナンとかカンとか無事に組み上がったのであります。夏の気温の高い時期と比べて今の時期は時間の余裕があるのですが、この接着剤を使う時は大騒ぎになりますなぁ。それにしても、いつもは自分の仕事で一人で組み立てているのですが、ナンでそんなことができているのか我ながら不思議です。火事場の馬鹿力っていうヤツであります。


2012年10月10日水曜日

かんたんDIY家具コース開講!

この度木工教室に、かんたんDIY家具コースを開講することになりました。気軽にかんたんに、お気に入りの家具を作ってもらおうという主旨での開講です。通常の木工教室は本格木工でありますので時間と手間をかけて一級品を作る場になっておりますが、かんたんDIY家具コースはホームセンター等で手に入る身近な材料をビス等金物を使って、短期間で作っていただくという教室です。毎週木曜日午前9時から12時までの午前の部と、午後1時から4時までの午後の部との二つのコースです。講習料は一回3000円となっております。詳しくはホームページをご覧の上、お気軽にご連絡下さい。木工教室は難しそうで躊躇しておられた皆さん、かんたんDIY家具コースで木工を気軽に楽しんでみませんか?  来たれ!DIY女子!(DIYオッチャンもDIYニーチャンも是非お越し下さい!)

2012年10月9日火曜日

作品紹介

本日は作品の紹介です。
ちょっと前に納めた檜のダイニングセットです。もちろん県産木材の檜で作ったものです。ごくごくオーソドックスなダイニングセットですな。テーブルはともかく椅子は少々北欧風かな。フィンランド製のマシンカットのログハウスに納めさせていただきました。派手な色のアクリル製ベルトで編み込んだ座ですが、ログハウスにはむしろアクセントになって良いように思います。(手前味噌であることはよーく解っております。)  檜は経年変化で色が焼けてエエ雰囲気になるので、その変化を楽しめる材料と言えるのです。檜製にかかわらず、木の家具は買った時が最高であるとは限らないのであります。


2012年10月7日日曜日

座編み作業

本日は木工教室日曜日コースです。三田市からお越しのMさんは椅子の座編みの作業です。ペーパーコードを使って編んでおられました。木工の作業とは勝手が違うので戸惑われたかもしれませんが、順調なペースでの作業でしたね。このペーパーコードの作業は理屈は簡単ですが根気が必要ですし、エライこと力がいりますので大変な作業なのです。慣れない内は一脚編み終わるころには手が腫れるぐらいの大変さです。一方で、危険も無く、音も出さず、実に淡々としたストイックな作業でもあるのです。ワタクシ、六脚ほどを一気に編むことも多いのですが、そのときなどは無我の境になって、「こらもう、禅やな。」、なーんて思っていたりします。(そんな大層な。)
さてさて、Mさんには一つ頑張ってもらって、カッコイイ椅子を完成させていただきたいと思います。そして完成した椅子を見せて頂けるのが楽しみです。


2012年10月6日土曜日

テリブルカッター

写真は、テーブル昇降マルノコ盤で使う刃物でカッターと言います。溝や小穴などを付けるための刃物で、当工房では4ミリ、9ミリ、12ミリ、15ミリ、そして刃物の幅が変えられる自在カッターが有ります。箱物を作るときにはこれが無いと不便するのですが同時におっかない刃物でもあります。普通のマルノコでもそれなりに切削抵抗がありますがこのカッターという刃物の切削抵抗はそれとは比べものになりません。いかにもヤバそうな外見でしょ。ワタクシ的にはこれを使うときが一番緊張するかな。部材の途中から切削し始めて、部材の途中で切削を終らせて刃物から引き上げるとき(この説明では解らないでしょうな。)などはひときわ緊張します。あのデカイ刃物が指に触れたとしたら・・・、ヒェー恐ろしい! 怖いと思っている内は案外怪我をしないものであると言いますが 、さてどうなんでしょう。やはりワタクシ達の仕事は危険と隣り合わせであるのです。(もっと恐ろしい仕事をしている人、ゴメンなさい。)


2012年10月5日金曜日

整理整頓

以前からこの場でお話ししたように、我々の仕事はモノを作っているのか削り屑を作っているのかナンやようワカラン仕事であります。で、仕事をしていると工房の中は木の切れっ端やら削り屑やらで小汚くなります。それをそのままにしておくと気がついた時には足の踏み場の無い「ギョエー!」な状態になるのです。ワタクシこの状態が非常に苦手で、まともに物が考えられなくなるのです。(まともに物を考えても大したことは無いのですが。)  ただでさえ不器用なのに、ますます下手くそになりそうな気がしてしまいます。そこで、仕事の終い際にはせっせと掃き掃除をすることが日課になっているのです。まるで大変な綺麗好きのようですが、そういうのとはちょっと違うんやなぁ。ワタクシにとって落ち着いて仕事をするにはこれが一番て感じですな。前の工房では掃除をボチボチにしていましたが今思うと気持ちに余裕が無く、いつもカリカリしていたかも。(掃除のせいだけでは無い?)  巨匠の中にはドエライ汚い工房の方もおられますがワタクシには、とっても理解できません。皆さん、綺麗な作業環境で安全に気持ち良く木工を楽しみましょう!そうやそうや!仕事(木工)は楽しないとアカンのです。





2012年10月3日水曜日

削り屑

本日午前中、削り屑を牛飼いさんの所へ持って行きました。たくさん溜まるので月に一回位引き取ってもらいに行かなければならないのです。冬の薪ストーブシーズンになると貴重な燃料になるのですが、この時期は厄介者です。削り屑と言っても買ってきた木材の一部ですからナンとももったいないことであります。しかし、場所を取るので仕方ありません。皆さん、ナンか良い使い道はありませんかねぇ。牛飼いさんは良い堆肥になるので喜んでくれるのですが、エライ損している様でビミョーです。そうや!ワタクシも牛を飼ったらエエんや!ウソ、ウソ。



2012年10月2日火曜日

秋晴れ

今日は良い天気でしたね。秋晴れってヤツです。丹波のクラフト展もこんな天気やったらなぁー、と今だ女々しく悔やんでいるワタクシですが、本日はその丹波で濡れまくったテントなどを干しておりました。エエ天気で気温も高めということであっちゅう間に乾いてしまいました。ホンマ、お日様というのは有り難いモンですな。もちろん、雨も必要でありますがエエ天気になると無条件にウキウキします。どっか遊びに行きたいところですが、そんなアホなことは言っておれません!丹波のクラフト展用に火鉢を作るため全ての仕事をほったらかしにしたのでスケジュールが、グチャグチャになってしまったのです。お待ちいただいているお客様の皆さん、毎度毎度のことですが、ホンマ、エライすみません。一生懸命やっておりますので、今しばらくお待ち頂く様お願いいたします。あー、でもどっか遊びに行きたいなぁ、ってアカン!アカン!そらアカン!


2012年10月1日月曜日

アートクラフトフェスティバルiNたんば終了!

本日日曜日大荒れの天候の中、アートクラフトフェスティバルiNたんばの二日間の展示会が終りました。この展示会は雨が多いことで有名ですが、台風に当たるというのも日ごろのワタクシの振る舞いのせいでしょう。(ウン、それは間違い無いな。) 今日は台風接近のため午前のみの開催でしたが、当然お客様もほとんどこられず、出展者も半数ほどが帰ってしまっていたというナンとも淋しい状況でした。昨日は一日天候も持ちこたえてくれたので多くのお客様に来て頂けて楽しく過ごすことが出来ました。ホンマ有り難いことです。ホンマ有り難いと言えばこの台風接近の中、ご家族揃ってカッパを着て見に来ていただいたお客様には感謝の言葉もありません。さらに、有り難いと言えば、この展示会の事務局の皆さんにはホントお世話になりました。皆さんボランティアでこれだけのクラフト展を運営されていることには頭が下がります。昨晩の懇親会ではワタクシなんぞは、しこたまビールを呑んでヘラヘラしていただけですがスタッフの皆さんは準備やらなんやらで大変だったことであろうと思います。二十年も続いたクラフト展というものは多くのお客様の支持はもちろんのこと献身的なボランティアスタッフの存在があってこそのことであると実感させられました。本日の撤収では雨に濡れて散々な目に会いましたが、「もうコリゴリや」という気にはならなかったなぁ。やっぱりナンやカンや言っても楽しかったんでしょう。ですからそう思わせていただいたスタッフの皆さんにはホンマに感謝です。ありがとうございました。そしてなによりも、見に来ていただいたお客様に特別の感謝を述べたいと思います。本当にありがとうございました!