本日はサンダーのお話しです。例えば椅子の脚と幕板とをつないだとき、外側のRをサンディングするのは簡単ですが、内側のRつまり隅丸をサンディングするのはちと面倒なことなのです。その時便利なのがスピンドルサンダーというものであります。様々な径の筒状のサンディングペーパーがテーブル上に突き出ていて回転するだけの機械ですが(相変わらず説明が悪くて申し訳ありません。)、円の内側や隅丸状のものをサンディングするときに大変便利なものなのです。大変便利なものですが当工房には残念ながらありません。(ナンや、無いんかいな、って?) ベルトサンダーはありますがこれでは小さなRには対応できないので他の方法でやるしかありません。で、どうするか、そこで軸付きサンディングドラムの登場です。この軸付きサンディングドラムは軸が付いた数種類の径のラバードラムに筒状のサンディングペーパーをはめ込み、ボール盤にドリルの様に取り付けるだけでスピンドルサンダーの様な仕事をするものなのです。これはスグレモノです。ナンと言っても安い!スピンドルサンダーは安いものでン万円から、高いものなどはン十万円と結構エエ値段がするのですが、このサンディングドラムセットはン千円ですから当工房の様な零細企業にはうってつけです。重切削はできませんがちょっとしたサンディングには十分ですので、買ってみて以外にスグレモノだった道具の一つとなりました。我々のような製造業は必要だからと言って、高いものを揃えるのでは無く、安いもので工夫することも必要なのです。(ワタクシ、高いモノを売っている業者なので言ってることが矛盾しておりますがお許しあれ。)
大槻先生
返信削除私、週末が近づいて、なんとなく元気を取り戻して、コメントを記入しています。
さて、ラバードラムにはめ込んだ筒状のサンディングペーパーは優れモノですね。今度教室で見せていただければ幸いです。私はボール盤は持っていませんが、ドリルの先に付けて、ドリルを固定して(或いは材料を固定して)研磨出来ないものでしょうか? でもボール盤でなければ直角に削れませんね。
ラバーと筒状のサンディングペーパーの間で滑らないのでしょうか?
まずはが教室で見せていただくのが一番ですね。
西宮市のSより
大槻先生
返信削除現物を見せていただきありがとうございます。
ラバーと筒状のサンディングペーパーの間で滑らない理由が分かりました。
ラバーに筒状のサンディングペーパーを差し込みラバーのシャフトのねじを締めて行くと滑らないようになっているのですね。やはり優れモノです。
まずはボール盤が必要ですね! 狭い作業場はもうスペースがありません。屋根の支柱に滑車を下げて、釣り上げるしかなさそうです。作業中に落ちてこなければよいのですが。
西宮市のSより
西宮のSさんいつもコメントありがとうございます。
返信削除軸付きサンディングドラムはスグレモノです。安い、美味い、早い、の牛丼みたいなヤツです。
さて、もうスペースがありませんか。ボール盤は小さいものでも結構な重量がありますので、上にぶら下げるのはちと怖い様な。やはり、工場を立てましょう!(シツコイ?)